【RIP SLYME】ドライブで聴きたいリップスライムおすすめ名曲13選

RIP SLYMEは1994年に結成されたヒップホップグループです。
2001年にメジャーデビューし、多くのヒット曲を世に出しました。
RIP SLYMEは一躍人気グループとなり、それまではアンダーグラウンドだった日本のヒップホップのメジャー化に大きく貢献したのです。
特に2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』は日本のヒップホップ史上初の売上100万枚を記録しました。
RIP SLYMEは人気グループであるだけでなく、日本のヒップホップの歴史的にも大きな意味を持つ存在なのです。

RIP SLYMEの曲の魅力はまず何より「楽しい」ことです。
パーティーやドライブに最適のアッパーチューンが目白押し。
ランキングの方で口述しますが、「熱帯夜」「Stepper's Delight」「楽園ベイベー」など、楽しく盛り上がる曲を挙げればキリがありません。
カラオケでも盛り上がる曲が多く、ヒップホップがカラオケで歌われるようになったのは彼らの影響も多いいのではないでしょうか。
そしてRIP SLYMEの曲の歌詞にはあまり時代を感じさせる言葉がないのです。
限定された時代の世相を反映するようなキーワードが少ない分、時代を超えて愛されるのではないでしょうか。

もうひとつ、RIP SLYMEの魅力は「センチメンタル」だと思います。
パーティーチューンだけではなく、彼らのヒット曲・人気曲には美しいメロディーを持つ曲も多くあります。
そうした曲の魅力がヒップホップの人気にもつながり、J-POPとして受け入れられる土壌を作ったともいえるでしょう。

RIP SLYMEの歴史をさかのぼり、彼らの結成秘話を探ってみましょう。
RIP SLYMEの結成は1994年。最初はryoz（リョージ）、ILMARI（イルマリ）、PESの3人とDJ2人で結成されました。
RIP SLYMEの「RIP」はryoz、ILMARI、PESの頭文字をとったものなのです。
後にDJ2人が脱退してしますが、DJ FUMIYAが加入し4人組となります。
とある曲のコラボレーションをきっかけにsuが加入し現在のメンバーがそろい、4MC＋1DJの体制となったのです。
suは元々ダンサー出身で、DJ FUMIYAの兄と一緒にユニットを組んでいたこともありました。
RIP SLYMEの魅力は4人のMCの特色が際立っていること。
PESが高音、suが低音、イルマリはイケボ、ryozはワイルドと音域や個性が違うのが音楽的にも大きな意味を持っています。

RIP SLYMEは2018年に公式サイトを閉鎖し活動休止状態となってしまいました。
suの不倫報道などが理由とも言われていますが、本当のところは彼らにしかわかりません。

グループとしての活動は休止していますが、メンバーそれぞれ他のアーティスト作品へ参加するなど活躍しています。
特にトラックメイカーであるPES、DJ FUMIYAは楽曲提供やプロデュースなどでも多くの作品を手がけています。

2004年にリリースされた9枚目のシングルで、アルバム『MASTERPIECE』に収録されています。
キレのいいギターカッティングとポップなサビが印象的なパーティーチューンです。
歌詞はちょっとエッチな大人の関係を思わせる意味深ものですが、カラッと明るい印象になっています。
夏のドライブに聴きたい曲ですね。

2015年リリースのシングル曲で、「POPCORN NANCY」「いつまでも」とのトリプルA面シングルとなっています。
アルバム『10』に収録されていて、ゲストボーカルとしてchayが参加しています。
フジテレビ系「ENGEIグランドスラム」オープニングテーマになっており、テレビで聞いた人も多いと思いでしょう。
月を舞台にメンバーが文字通りジャンプしまくるMVも面白いです。
歌詞の内容も前向きで躍動感あふれるものになっていますね。

「熱帯夜」は2007年リリースのシングルで、アルバム『FUNFAIR』に収録されています。
「楽園ベイベー」が真夏の昼の代表曲なら、「熱帯夜」は真夏の夜をイメージした曲となっています。
PVでも水着の女性が多く登場し、セクシーでエロティックなイメージを醸し出しています。

2006年リリースのシングル曲で、アルバム『EPOCH』に収録されています。
自律神経失調症で一時休養していたDJ FUMIYAの復帰シングルで、そのせいか明るく抜けのいい曲調になっています。
歌詞にも「憂い」や「悲劇」を吹き飛ばすとあるように、グループとして辛い時期を乗り越えた想いが現れているのでしょう。
歌詞もアレンジも前向きな曲で、聞いていて勇気をもらえると思います。

2013年リリースの20枚目のシングル曲です。アルバム『GOLDEN TIME』に収録されています。
堺雅人主演のドラマ「リーガルハイ」の主題歌として起用されました。
ストリングスやフルートをフィーチャーした、70年代ソウルっぽいアレンジが気持ちいい曲です。
OKAMOTO'Sのハマ・オカモトがベースとして参加したことでも話題になりました。
歌詞は騙し騙されの恋愛の駆け引きがテーマとなっています。
しかし同時に口八丁でその場を丸め込み、負け知らずの弁護士が主人公のドラマの主題歌としてもうまく機能していると思います。

2002年11月にリリースされた6枚目のシングルです。3rdアルバム『TIME TO GO』に収録されています。
RIP SLYMEはこの前年、シングル「楽園ベイベー」とアルバム『TOKYO CLASSIC』の大ヒットで一躍ヒップホップどころかJ-POPシーンのトップに立ってしまいました。
その位置から見える景色は彼らにとって有意義なものだけではなかったようです。
アップテンポな曲ではありますがどこか暗さや切なさを感じさせるアレンジとなっています。
そして「さらば楽園愛したマヌケなベイベー」など、大ヒットシングルを自ら揶揄するような歌詞があったりします。
RIP SLYMEにとって現在まで唯一のナンバーワンヒットとなっている曲でもあります。

2004年リリースのシングル曲で、アルバム『MASTERPIECE』に収録されています。
PES作曲によるナンバーで、センチメンタルなメロディーとアコースティックギターが
特徴の曲です。RIP SLYMEの中でも屈指のメロディーを持つ名曲といっていいでしょう。

夜通し行われるパーティー、光り輝くミラーボール、楽しい仲間との時間。
朝になれば終わってしまうかけがえのないひと時の美しさ、寂しさが情感豊かに歌われています。
東京国立博物館で撮影されたMVも、夜から朝にかけての時間を描いています。
夕焼けの中ドライブで聞くにはもってこいの曲ではないでしょうか。