【サカナクション】シングルカップリング曲にも名曲揃い!「スローモーション」とはどんな曲?

サカナクションはカップリング曲も評価が高く、特にスローモーションはファンから根強い人気があります。真夜中な冬を想像させつつも、シュールなPVにも注目が集まっています。今回はサカナクションのスローモーションについて掘り下げていきましょう。

記事の目次

  1. 1.サカナクション「ルーキー」カップリング曲、『スローモーション』を知ってる?
  2. 2.『スローモーション』に込められた歌詞の意味、想いとは
  3. 3.レトロ調のPVにも人気が集まっている
  4. 4.スローモーションだけじゃない!サカナクションのカップリングは粒ぞろい
  5. 5.まとめ

サカナクション「ルーキー」カップリング曲、『スローモーション』を知ってる?

皆さんはサカナクションの「スローモーション」と言う曲を知っていますか?2011年3月16日に発売された4枚目のシングル「ルーキー」のカップリング曲であり、コアなファンから人気のある曲です。
 

サカナクションのデビュー10周年イベント「2007.05.09 - 2017.05.09」

2017年5月9日にデビュー10周年を迎えたサカナクションは、ファンが選んだ楽曲を演奏するというライブを敢行しました。

投票資格があるのはファンクラブに入会している筋金入りのファンであり、投票出来るのは3曲でした。そのライブの企画として、ファンが選んだ楽曲ベスト40が発表されていますが、スローモーションは11位にランクインしています。

1位から10位まではご覧のようになっています。

1位 目が明く藍色
2位 白波トップウォーター
3位 ナイトフィッシングイズグッド
4位 三日月サンセット
5位 エンドレス
6位 ユリイカ
7位 夜の東側
8位 ミュージック
9位 シーラカンスと僕
10位 ネイティブダンサー
(11位 スローモーション)

皆さんは何曲知っていますか?

ちなみにこの直前に発売されたシングルの「多分、風。」は39位、「ルーキー」は27位でした。

上位にランクインしたのはベストアルバム「魚図鑑」ではDISC2の中層に位置する曲が多いですね。

ちなみに有名な曲だと
「新宝島」は23位

「アルクアラウンド」は17位でした。

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【サカナクション】AbemaTVオリジナル「オオカミちゃんには騙されない」主題歌に『アルクアラウンド』大抜擢!
アルクアラウンドはサカナクションの中でも特に人気のある曲です。発売から10年経っても色褪せる事なく、未だに多くのタイアップに起用されています。山口一郎がこの曲に込めた思いとは何でしょうか⁉︎今回はサカナクションのアルクアラウンド の魅力に迫っていきます。

上記の動画はこの時のライブ映像ですが、良い意味で盛り上がらないライブとなりました。

アップテンポな曲よりも内省的な楽曲をコアなファンは好んでいる事が分かりましたね。

今回は隠れたおすすめの名曲である「スローモーション」について深く掘り下げていきましょう。

『スローモーション』に込められた歌詞の意味、想いとは

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スローモーションの歌詞には「雪」や「終電」と言う言葉が出てくる事から場面は真夜中の冬だと思われます。

似たような曲に「ネイティブダンサー」がありますが、こちらは終始同じコード進行で曲が続くのに対し、「スローモーション」は混沌とした間奏やラストの合唱等、曲の展開が目まぐるしく変わります。より感情の起伏が激しい曲だと言えますね。

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【サカナクション】世界的に評価の高い「ネイティブダンサー」PVに注目!歌詞についても独自で徹底解説!
日本の音楽シーンを牽引するサカナクション。2009年に発表されてネイティブダンサーは10年経った今でも名曲として人気があります。歌詞や背景を読み解くと、サカナクションの当時の心境が読み取れます。今回はサカナクションのネイティブダンサーの徹底考察を行います。

サカナクションは2008年に活動の拠点を札幌から東京に移しています。ネイティブダンサーは慣れない東京で寂しさを紛らわす為に夜釣りをしていた時の風景から生まれた曲でした。

それから月日が経ちサカナクションは「シンシロ」「アルクアラウンド 」「アイデンティティ」等、多くのヒット作を生み出しています。

スローモーションは2010年10月8日の武道館ライブ「SAKANAQUARIUM 21.1 (B)」で新曲として発表されています。

スローモーションはネイティブダンサーから2年が経ち、精神的にも技術的にも成長したサカナクションが再度作り出した冬の曲と言う解釈が出来るのです。

ルーキーをリリースした頃のサカナクション

この武道館ライブの前後で特筆するべき事は、山口一郎を突如襲った突発性難聴でしょう。

サカナクションは2010年3月にリリースされたアルバム「kikuuiki」に合わせたツアーを行いますが、ツアー開始の3日前に突如山口一郎に目眩の症状が現れます。

2015年に出演した情熱大陸で山口一郎は以下のように述べています。

急にめまいがし、耳鳴りがすごいし、病院に行ったら、突発性難聴になっちゃった、って(言われて)

ここでツアー延期とかしたら、もうバンドが終わるな、って(思った)。本当に、バカだったんですよ、今思えば

医師からは入院の必要があると診断されますが、山口一郎はツアーを断行。

ツアーは成功し、サカナクションはミュージシャンとしての地位を確立させるものの、結果的に右耳は悪化し、殆ど聞こえなくなりました。

それから1年後に前述した通り「ルーキー」がリリースされます。この楽曲には耳が聴こえなくなった事への苦悩と、これからのサカナクションに対するアンサーが込められています。
 

眠れない 眠れない夜を
すり減らして爪を噛んでた

行かないで 見渡して
羽ばたいて 口ずさんで いつか
言わないで 思い出して
羽ばたいて 口ずさんで いつか

スローモーションの制作時期は不明ではあるものの、混沌とした雰囲気や意味深な歌詞からも、相当なプレッシャーがあった事は感じ取れます。

難聴は全てがマイナスに働いた訳ではありませんでした。山口一郎は難聴になる前は楽曲に対する責任感が強く、音の細部の確認は本人が行なっていました。難聴を患ってからは細かな調整はメンバーが行うようになりました。

突発性難聴は彼らの絆を深める事に繋がったのです。

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サカナクションにとってのスローモーションの原点は?

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