ピアノ上達にはハノンがおすすめ!その理由とは?

ハノンをご存じでしょうか?ピアノを演奏する人なら、一度はハノンに触れたことがあるのではないでしょうか。この記事では、なぜピアノの練習にハノンがよいといわれているのか、その理由を紹介します。ピアノの基礎が学べるといわれる、ハノン。練習にぜひ取り入れてみましょう。

記事の目次

  1. 1.ハノンとは?
  2. 2.ハノンがおすすめの理由
  3. 3.ハノンをトレーニングする順番
  4. 4.まとめ

ハノンとは?

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ハノンとは、フランスで生まれた作曲家シャルル=ルイ・ハノンのことです。ピアノの教師でもあった彼が手掛けた「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」は、ピアノを練習するための教本として多くの音楽教室やピアニストに愛されています。ハノンというと、この教本をさすことが多いです。

ハノンの教本は、指の運び方や音階などさまざまなパターンが書かれています。ハノンの教本は、もっとピアノのテクニックを磨きたい人におすすめのひとつといえるでしょう。

もちろん、ピアノを始めたばかりの初心者が取り入れてもおかしくありません。

楽しく、よりよいピアノ演奏をするためにもハノンのよさについて、確認していきましょう。

ハノンは初心者でも演奏できるのか?

ハノンの教本は、初心者には難しいといわれています。

しかし、ピアノを始めた初心者でも取り入れることは可能です。ピアノを上達させるためにも指を鍛えるのはとても重要です。すべてを弾きこなすのは大変ですが、1番や2番などは指の動かし方や鍵盤の位置をマスターする練習法に取り入れてみるのもよいですね。

ハノンがおすすめの理由

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ハノンはピアノを習い始めた初心者にはややハードルが高く、ピアノ演奏に慣れた人の練習法に効果的といわれています。演奏を始める前の準備運動として取り入れる人もいるようです。

それでは、ハノンを練習することでどのような効果が得られるのか、おすすめの理由を見てみましょう。

理由①指を鍛える

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指を自在に動かすことは、ピアノを演奏するうえでも重要なことです。ハノンは同じ指の動きを反復するように作られています。両手の小指までを自在に動かせるようになるトレーニングにもなるでしょう。

指が鍛えられるとどうなる?

指が鍛えられると、アクセントがつけやすくなったり音の大きさをコントロールできるようになります。負荷がかかることをおさえ、より表現の幅が広がります。

理由②音階の練習

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ハノンの38番~40番では、半音階や変ホ長調などさまざまな音階の基礎が練習できます。音階が変わる個所では、黒い鍵盤を使わなければなりません。

そのときに、手元を見なくても指が動くように練習しておくことが重要です。音階の変化に柔軟に対応して、クラシックやポピュラーなど、さまざまなジャンルの曲を演奏してみましょう。

理由③音に強弱がつけられる

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ハノンを繰り返し練習することで、音の強弱が身につきます。

よく「音のつぶが揃う」といわれていることなのですが、滑らかに演奏したり力強く演奏したりする練習法に役立ちます。表現法を身につけるのは意外に難しく、指が自在に動くようになってから取り入れるのがおすすめです。

練習時の注意点

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力を抜いて練習する

ハノンは、同じことをひたすら繰り返すように楽譜が作られています。反復練習はよいことですが、指を傷めたり同じ姿勢でいることで腰に負担がかかったりする場合があります。疲れたな、と感じたら無理をせず体を休めてください。

力を抜いて演奏することは体に負担をかけにくくするだけではなく、指だけを上手に動かせたり、感情豊かに楽しむことにもつながります。

ゆっくり演奏する

ハノンの教本を練習していると、難しいと感じる箇所が出てくるかもしれません。リズムテンポを落としてゆっくりした演奏をしてみましょう。自分に合わない状態で練習をしては、手指の故障を引き起こしかねません。楽しく練習できるのが一番なので、無理は禁物です。

ハノンをトレーニングする順番

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ハノンをトレーニングするにあたり、どの順番で練習すれば上達するのか気になるところです。

明確な順番はとくになく、自分の技術がどのくらいのレベルなのか、何を習得したいのかで選んでみるとよいでしょう。

ハノンの教本は第1部~第3部で構成されており、さらにその中で1番~60番まで分かれています。

基礎を身につけたい場合は第1部高度な技術を練習したい場合には第3部がおすすめです。すべてを通して演奏しても1時間ほどといわれています。

おさらいのつもりで、通しで練習してみるのもよいですね。

まとめ

ハノンの教本を使った練習法は、単純でつまらないと感じる人も多いかと思いますが、同じことを繰り返すことで、ピアノを演奏するうえで習得したい技術は確実に身につきます。無理をせず、楽しんで取り入れてみてください。

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子ども向けに編集されたハノンの教本です。大人用とはいくつか違う箇所があり、小さな子どもの手でも弾きやすく、また飽きにくい構成になっています。ピアノ初心者だけどハノンを取り入れてみたいという、大人の入門編として利用するのもよいですね。

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