【桑田佳祐】2020ガチファンが厳選！桑田佳祐の名曲40選

『真夜中のダンディー』は1993年にリリースされたソロ3枚目のシングルで、アルバム『孤独の太陽』に収録されています。

前作の『いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)』から約5年半の間を空けて出したシングル作品で、ソロシングルとして初めてのオリコンチャート1位を獲得しています。

本人が出演しているキリンの缶コーヒー『JIVE』のCMソングに起用されています。桑田佳祐はCMにも相当でていますね。

同じ事務所の後輩にあたる家入レオは、好きな曲にこの『真夜中のダンディー』をあげています。渋いね、レオちゃん。

この曲の頃はまだ、母親を亡くして間もない頃ですので、真夜中とは大きな意味で人生のそういう時期だったのでしょうか。37、8歳と年齢的にももう落ち着いていく自分というものを見つめ直し、ひとつの時代が終わったという意識が現れているのではないでしょうか。

もちろん、桑田佳祐らしい色気は健在です。
 

『愛しい人へ捧ぐ歌』は2012年にリリースされたソロのベストアルバム『I LOVE YOU〜now&forever』に、当時の新曲として収録されたナンバーです。

デビュー以来、原由子の出産などで何度となく活動休止と再開を繰り返してきたサザンですが、結成30周年を迎え2009年には改めて活動を休止する事が発表されました。

当時はマスコミなどにより「ついにサザンが解散か？」などと騒がれていましたが、2013年に『ピースとハイライト』というシングルを発表し、再び活動を再開させ、ファンを安心させてくれました。

この『愛しい人へ捧ぐ歌』はアルバムのラストに収録されている、美しいミディアムテンポの人気曲です。
 

この曲のリリースの前年にはあの東日本大震災が発生しています。日本中に衝撃を与えた出来事でしたが、とりわけ三陸沖の津波の被害は甚大でした。たくさんの尊い命が奪われ、残された人達は悲しみの中、それでも前を向いて生きていくしかない状況でした。

実は桑田自身もその少し前に、大切な人を亡くしていました。桑田の音楽人生に多大な影響を与えてきた、姉を病気で亡くしていたのです。

大切な人を亡くしてしまった悲しみも、人一倍わかっていた彼は、この大震災の一連の惨状を見て、いろいろな事を感じていたのでしょうね。

 

『愛の言霊』は桑田佳祐作詞／作曲によるサザンオールスターズの楽曲で、1996年にリリースされたサザンの37枚目のシングルです。アルバムでは『Young Love』に収録されています。

オリコンで最高1位を獲得し、累計139.5万枚を売り上げたヒット曲です。
 

テレビドラマ『透明人間』の主題歌に起用され、auのキャンペーンソングにも使用されています。一聴しただけでは、何を言っているのかよくわからない歌詞は、言葉遊びがふんだんに盛り込まれており、英語や造語も多い、遊び心に満ちた作品となっています。

この曲の歌詞は、桑田佳祐一流の韻を踏む事を重視した、言葉のリズム中心に作られた感が凄いですが、とはいえ一見でたらめな言葉の羅列に見える歌詞もよくよく噛み締めてみれば、味わい深いものです。

“生まれく叙情詩とは　蒼き星の挿話”っていきなり何を言っているのでしょうか？言葉の意味はよくわからないが、とにかく凄いリズムです。

本当に、情熱とパッションで書き上げたような、天才的な歌詞ですが、それでもなんとなく情景が浮かんでしまうんですから、恐れ入ります。
 

こちらもサザンの名曲より。『涙のキッス』は1992年にリリースされたサザンの31枚目のシングルで、アルバム『世に万葉の花が咲くなり』に収録されています。

発売当初からミリオンセラー確実と見られていて、最終的には累計出荷枚数170万枚という数字を記録している大ヒット曲です。サザン、桑田佳祐初心者にも入りやすい、おすすめの1曲です。


 

佐野史郎扮する”冬彦さん“でお馴染みの、テレビドラマ『ずっとあなたが好きだった』の主題歌としても人気でした。これは桑田にとって、初めてのドラマ主題歌の書き下ろしとなりました。

タイアップドラマのプロデューサーから”平成版いとしのエリー"のような、後々まで歌われるような曲をと求められ、作られたのがこの『涙のキッス』です。
 

近くにいる時ほど、相手の事が見えなくなるものです。離れてしまってようやく、あいての気持ちが理解出来たりするものです。人の気持ちとは、うまくいかない事の方が多いんですね。

この曲の主人公は、失恋をしてしまったのでしょう。“最後のキッス　もう一度だけでも”
“さよならは言葉に出来ない”

なんといいますか、男の未練を感じます。それにしてもこの曲が四半世紀前の曲であるという事に驚かされてしまいます。
 

『真夏の果実』はサザンオールスターズの1990年にリリースされた28枚目のシングルで。、アルバムでは『稲村ジェーン』に収録されています。

この曲もファンからの支持が非常に高く、ライブでのリクエストでは1位に選ばれるほどの、大ヒット曲です。
オリコンのシングルTOP10獲得週間数では、12週で『いとしのエリー』『TSUNAMI』『勝手にシンドバット』に次ぐ4位で『涙のキッス』と同記録となっています。
 

この曲は、桑田自身がメガホンをとった初監督作品『稲村ジェーン』の主題歌として、大ヒットしました。小林武史のプロデュースによって今までのサザンとは違う魅力が引き出されているようです。

“四六時中も好きと言って”は日本に音楽史に残る、名言中の名言でしょう。

“砂に書いた　名前消して
波はどこに帰るのか”

“マイナス100度の太陽みたいに
身体を湿らす　恋をして”

など、曲の端々にキラーフレーズが散りばめられています。
 

ここまで、40位から21位までご紹介してきましたが、桑田佳祐ほどの人になると、名曲しか出してないのでもう順位はあまり気にしないでください。

あなたにとっての1番が、この中から見つかるお手伝いが出来たなら、ファンとして嬉しい限りです。

では、20位から11位を見ていきましょう！