【桑田佳祐】2020ガチファンが厳選!桑田佳祐の名曲40選

日本の音楽業界を長きに渡って牽引し続け、名曲を生み出し続ける天才、桑田佳祐。そんな彼の選りすぐりの名曲40曲を独自の視点から考察して、解説していきます。日本が宇宙に誇る孤高の天才ミュージシャン、桑田佳祐の名曲40曲を一挙ご紹介!

記事の目次

  1. 1.数々の名曲を生み出し続ける桑田佳祐とは?
  2. 2.名曲を生み出す永遠のヒットメーカー桑田佳祐のプロフィール
  3. 3.桑田佳祐の曲が名曲と言われる理由
  4. 4.桑田佳祐の名曲ランキングTOP40【40~31位】
  5. 5.桑田佳祐の名曲ランキングTOP40【30~21位】
  6. 6.桑田佳祐の名曲ランキングTOP40【20~11位】
  7. 7.桑田佳祐の名曲ランキングTOP40【10~1位】
  8. 8.桑田佳祐の名曲選、いかがでしたか?

【30位】君にサヨナラを

『君にサヨナラを』は2009年にリリースされた、12枚目のシングルで、アルバム『MUSICMAN』に収録されています。オリコンチャートでは最高1位、これは『波乗りジョニー』から7作連続で、通算では8作目の1位を獲得しています。

本人が出演している大塚製薬のCMソングにも使用されています。大切な人との別れがこの曲のテーマとなっています。

シングルでは、コーラスとキーボードで、原由子が参加しています。
 

こんなうらぶれた男だけど
素敵な恋もしていたよ

“うらぶれた男だけど、素敵な恋もしていたよ”ここ、いいですね。素敵な恋もしていたよなんて、言ってみたいセリフですね。これは、誰に対しての言葉なのでしょうか?

 


呑めばそぞろ 皆も良候(ようそろ) またひとつため息
「幸せ?」と聞かれて 素直に“Yes”と言いたい…言わねば!!

春を告げる 風に踊ろう めぐり逢う明日へ
この場所にいるのも 解けない魔法みたい
…君がくれたのさ

酔えばココロ 溢るナミダ 零(こぼ)れそうな星空
時は過ぎ、枯れても 誰かを愛していたい Forever

さらば友よ いとしい女性よ 忘れ得ぬあの頃
希望を胸に生きるは 僕ひとりのせいじゃない
…今もそばにいる

君にサヨナラを

朝焼け 希望の夜明け この歌はあなたから
 

お酒を飲みながら、過去の恋愛を思い出しているのでしょう。夜空を見上げて、上を向いて歩こう。涙が溢れないように。恋に傷ついても、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対。

もう届かない“君”に対する気持ちには、涙とため息が混じりながらも、たくさんの”希望“と“感謝”が感じられますね。

【29位】明日へのマーチ

『明日へのマーチ』は2011年にリリースされた14枚目のシングルで、『Let's try again』『ハダカDE 音頭〜祭りだ‼︎Naked〜』とのトリプルA面シングルとなっています。

こちらも本人が出演しているNTTドコモのCMソングとして使用されています。アルペジオとストロークの2本のアコースティックギターをバックに歌われるこの『明日へのマーチ』は、『Let's try again 』と同様に東日本大震災での被災地の復興を願っている内容になっています。

 

夕暮れに霞む空
見上げれば十五夜月
黄昏に色づくは
宵待ちの花

夢にも寄り添う 愛しい人の面影
もう一度逢えたら あるがままの姿で
涙の河 溢る想い

子供らが笑う時
新しい朝が来る
希望を胸に歩き出す
足音よ フレー!! フレー!!

想えば恋しや 忘れがたき故郷
芽ばえよ かの地に生命(いのち)の灯を絶やさず
輝く海 美しい町

2011年の東日本大震災は、本当に甚大な被害が発生し、多くの方が犠牲となってしまいました。被災地では今でも多くの方達が、不自由な生活を強いられている事でしょう。

大切な人を失った悲しみ、苦しみは想像を絶するものであると思います。私達に出来る事には限りがありますが、決して現実から目を背けずに、明日に向かって確かな歩みを続けていくしか、明るい未来に続く道はないでしょう。

【28位】風の詩を聴かせて

『風の詩を聴かせて』は2007年にリリースされた10枚目のシングルで、アルバム『I LOVE YOU〜now&forever〜』のラストを飾っています。

1987年にソロデビューした桑田の20周年にリリースされたソロシングルで、発売前からKDDIのCMソングとしてオンエアーされました。オリコンチャートでは初登場1位を獲得している人気曲です。
 

映画『Life 天国で君に逢えたら』の主題歌にも使用されているこの曲は、2002年の『可愛いミーナ』以来久しぶりに原由子がコーラスで参加しています。

サザンオールスターズの楽曲を含めても、自身が監督を務めた『稲村ジェーン』の主題歌『真夏の果実』以来17年振りの映画タイアップとなっています。

天使のような翼で
空を飛べたなら
逢いに行きたい
Are you sailing now in heaven?

虹の向こうに見えるは
希望に燃ゆ未来
守ってくれたら
悲しみにはもう負けない

海なる風に抱かれ
口ずさむメロディ
やがて When I die.
雲の上で口づけして
あの日のまま笑顔でいて
風の詩(うた)をまた聴かせて

『Life 〜天国で君に逢えたら〜』は、死を間近に控えたサーファーを描いた作品ですが、この楽曲はそんな人生の別れの悲しみをも、未来への希望を持つ事で乗り越えていこうとする、深い愛のバラードとなっています。

こうやって書いていると、彼の作品には何か一貫したテーマが流れているように思えてきます。
 

【27位】レッツゴーボウリング

『レッツゴーボウリング』は2019年の1月1日のリリースされた桑田佳祐&The Pin Boysの最初のシングルです。キャッチコピーは「どストライクなパーフェクト・アンセム誕生!」となっています。どういう意味かは、今はまだわかりません。

桑田は中学生、高校生時代から地元茅ヶ崎ではジュニアボウラーとして鳴らしていた大のボウリング好きで、プロを目指していた時期もあったと言います。神に愛され過ぎです。

昔の同級生によると、歌手じゃなくてプロボウラーになりたがっていたという証言もあります。2018年に再熱したボウリング愛が高じて『KUWATA CUP 2019』を開催します。これは日本全国で予選が行われ、誰もが参加できる史上最大の規模のボウリング大会という事ですから、やはりスケールが違います。

そして、その為に書き下ろしたのがこの『レッツゴーボウリング』というわけです。
 

ボウリングが好きなんです
ボウリングが好きなんです
悲しい気分で落ち込む時にゃ
ボウリングをするのです

ボウリングをしませんか
ボウリング場に来ませんか
昔はあんなに流行ったけれど
愛しい仲間がいるのです

律子さん、志乃ぶさん
開代子さんや利枝さん
栄光の世界

矢島さん、酒井さん
岩上太郎さん
伝説の舞台

とてもわかりやすい歌詞、覚えやすい曲調で誰もが口ずさめるナンバーです。日本プロボウリング協会の「ボウリング公式ソング」として、また日本ボウリング機構の「日本ボウリング競技 公式ソング」として公式に認められているだけの事はあります。

往年の名選手である中山律子、斉藤志乃ぶ、須田開代子、石井利枝、矢島純一、酒井武雄、岩上太郎の名前がそのまま歌詞に登場しています。

ミュージック・ビデオは桑田がかつて鳴らしていた、パシフィックパーク茅ヶ崎のボウリング場で撮影されていて、本物のプロボウラーが出演している豪華なものになっています。

【26位】悲しきプロボウラー

『悲しきプロボウラー』は2020年2月にリリースされる桑田佳祐&The Pin Boysの2枚目のシングルです。これが現時点では、最新のシングルとなっています。

このシングルは完全生産限定盤と通常盤、アナログ盤、ボウリング場限定盤の4種類が発売される予定となっています。

『KUWATA CAP 2020』のテーマソングであり、日本ボウリング競技公式ソングとなっています。

ミュージック・ビデオでは桑田が元・プロボウラーで現在はボウリング場のオーナーという役を演じています。プロボウラーを目指しながら、そのボウリング場で働く青年と、自堕落な生活を送っているようで、実は青年をサポートしているオーナーの様子を描いています。

だからボウラーになりたくて あの子のそばに寄り添って
心と体 鍛えておけよ 
決してガーターを恥じないで だってストライクがすべてじゃない 
人それぞれ やり直しが効くのも人生さ

「ねぇ ダーリン。私をボーリング場に連れてって」
オレでいいなら
「そして私を強く抱きしめて」
目を閉じたまま

「趣味と仕事は一緒にするな」
そんな親父の声が聞こえる
いつか見ていろ自分の足で
社会のために役に立つんだ

だけどボウラーは悲しくて 真夏の空が恋しくて
見果てぬ夢を 追いかけながら
たまに将来が見えなくて なかなか商売も厳しくて
生命はなぜ あの日帰らざる波の音


Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/keisuke-kuwata-the-pin-boys/kanashiki-pro-bowler/

“ストライクだけがすべてじゃない”

“やり直しが効くのも人生さ”

酸いも甘いも知り尽くした、桑田先生の言葉が胸に突き刺さります。この言葉に救われる人も少なくないのではないでしょうか。

“私をボーリング場に連れていって“

”そして強く抱きしめて“

ユーミンの『恋人はサンタクロース』を思わせるくだりです。

“趣味と仕事は一緒にするな”きっと、誰しもがぶち当たる壁なのではないでしょうか。やりたい事を仕事にする。それも素晴らしいです。好きな事だからこそ、仕事にはしない。それぞれに正しいのです。

プロボウラーの平均的な年収は400〜500万程と言われています。とはいえ、これは一握りのトップクラスの選手が引き上げているようで、実際には200〜300万程と言いますから、なかなかに厳しいようです。それでも、大好きなボウリングを仕事に出来るというのは、本当に凄い事だと思います。
 

【25位】真夜中のダンディー

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桑田佳祐の名曲ランキングTOP40【20~11位】

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