【劇場版ポケットモンスター】ミュウツーの逆襲の主題歌は名曲だった!

大人気ポケモン映画「ミュウツーの逆襲」のエンディングテーマ、『風といっしょに』を歌うのは演歌界の大御所、小林幸子でした。ポケモン映画と小林幸子とのコラボは一体どうだったのでしょうか?『風といっしょに』の歌詞など考察します!

記事の目次

  1. 1.「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」はポケモンシリーズの中でも大人気映画
  2. 2.ポケモン映画主題歌『風といっしょに』を歌うのは大御所、小林幸子?!
  3. 3.ポケモン映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」では小林幸子と中川翔子がコラボ!
  4. 4.小林幸子のポケモン主題歌『風といっしょに』は公開から21年たっても大人気
  5. 5.ポケモン映画主題歌、小林幸子の『風といっしょに』に込められた意味を考察
  6. 6.ポケモン映画はやはり最高である!
  7. 7.小林幸子が歌うケモン映画主題歌『風といっしょに』考察まとめ

「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」はポケモンシリーズの中でも大人気映画

「ミュウツーの逆襲」は1998年に公開、大ヒットを記録した

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ポケモン映画「ミュウツーの逆襲」の公開は1998年、これは歴代ポケモン映画の記念すべき公開第一作目であり、ポケモン映画の中でも未だに興行収入1位を誇る大ヒット名作映画です。国内興行収入は76億円、配給収入40億円越えと驚異の売り上げでした。
翌年にはアメリカで「Pokémon: The First Movie」として公開され、またたくまにヒット、「日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位」という快挙を成し遂げています。まさに世界中に愛される作品といっても過言ではないでしょう。

ポケモンはコンテンツとしては1996年にゲームボーイのソフトから始まり、1997年4月からテレビアニメが放送されました。その1年後に劇場版でこの結果ですからいかにポケモンが人気だったかが分かるというものですね。

本来、ミュウツーのことはテレビアニメのほうで映画公開前に触れるはずだったのですが、当時は事件並の話題ともなった「ポケモンショック」の件があり、しばらくアニメが放送休止になってしまったためにそれができなかったという経緯がありました。

ミュウツーのことは映画の本編前に少し触れる、という処置がとられましたが、いろんな意味で話題性あふれる作品でしたね。

2019年には「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」も公開された

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以来、毎年夏休みに合わせて新作の劇場版を制作してきたポケモンですが、2019年の夏にはこの「ミュウツーの逆襲」をフルリメイク、全てを3DCGで描いた「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」を制作、公開しました。オリジナルのキャッチコピーが「最強のポケモンは誰だ!?」だったのに対し、今作のキャッチコピーは「最強とは何か――」「原点にして最高峰」でした。

声優陣も当時と変わらず、変更がありませんでした。ポケモンアニメなどのナレーションやオーキド博士の声などで知られる声優の石塚運昇はこの映画公開前、2018年8月に他界しているのですが、プレスコで収録が行われていたために本作には出演、そしてこの作品が石塚の遺作となっています。
また、ミュウツー役の声優には1作目のときと同じ、市村正親が抜擢されています。

興行収入などはオリジナルに及ばなかったものの、21年前の映画のリメイクということで当時子供だった人が大人になってまた見に行った、という現象も多く、話題になりました。

ポケモン映画主題歌『風といっしょに』を歌うのは大御所、小林幸子?!

今や幅広い世代に人気の小林幸子

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「ミュウツーの逆襲」のエンディングテーマ「風といっしょに」を歌ったのは演歌歌手の小林幸子でした。

小林幸子といえば、やはり演歌のイメージが強いですよね。彼女は1953年生まれで1964年には歌手デビューを果たしました。1979年の「おもいで酒」が200万枚を越えるヒットとなり、初の紅白歌合戦出場を果たします。その後2011年まで連続で紅白出場を果たし、人々を魅了しています。

そして小林幸子で紅白といえば、そのド派手衣装ですね。美川憲一と共に派手な衣装対決、ということで話題を毎年集めていました。

その彼女が紅白に出場を逃して2年目、2013年から2014年の年末から年始にかけて、ニコニコ生放送で「ラスボス小林幸子による年越しライブ&カウントダウン」が生放送配信されており、思えばここから、彼女の路線が幅広い年齢層に受け入れられるようなスタイルになってきたのではと思います。

新しいものを取り入れ、時代の流れに適応していく、そして若い世代とも繋がっていこうとする彼女の姿勢は若者世代の共感を大いに集めることに成功したといっていいでしょう。

2014年にはいわゆる夏コミにも参加し、ミニアルバムを頒布しています。その時の彼女の参加の姿勢などが、参加していた人たちに評判がよく、オタク層を取り込んだ、というのは彼女にとって大きな成果となりました。

小林幸子がポケモン映画主題歌を引き受けた経緯

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ところで、ポケモンと演歌歌手の組み合わせというのはなんとなく想像が付きづらいかもしれませんね。

実は小林幸子はこの映画の前に、1997年から放送されていたアニメのエンディング「ポケットにファンタジー」を歌っていたという経緯がありました。その縁があって「ミュウツーの逆襲」のエンディング、『風といっしょに』を歌うことになったのです。

2019年公開の「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」でも、彼女はこの曲を歌うことを引き受けました。1作目のときは「子供たちに夢を与えるアニメ」「子供たちが喜ぶアニメ」ということを聞き、それなら歌ってみたいと思ったそうなのですが、今回は、仕事で出逢う30代くらいの人たちが、あの映画を見て育った、と言ってくれたことなどがとても嬉しく、引き受けたとのことです。

時代を越えて、そしてあの時子供だった今の大人が今でも感動を持ち続けている、素敵なことですよね。

ちなみに小林幸子は劇中でも声優として参加しています。1作目も、そしてEVOLUTIONの方でも同じ役柄で声優出演していますので見られる際にはチェックしてみてください。

ポケモン映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」では小林幸子と中川翔子がコラボ!

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そして2019年公開の「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」エンディング、『風といっしょに』では歌手でもあり声優としても活躍するしょこたんこと中川翔子とのコラボが話題を呼びました。

中川翔子といえばポケモンが大好き、ということで有名ですし、声優としてもポケモン映画に出演もしています。歌手としても活躍していますからこのコラボは「分かる!」というのと同時に「とてつもなく豪華」でもありました。

インタビュー記事では、中川翔子が小林幸子とレコーディング時に出会った瞬間に感極まって泣いてしまったことや、小林幸子についていかに自分がリスペクトをしているか、を興奮気味に語っているところがあり、彼女にとってもこの経験は貴重なものだったのだなと感じます。

また、小林幸子にしても、1作目の映画を中川翔子がまだ子供のころ見に行き、どれだけポケモンに魅了されたか、そして小林幸子の歌う「風といっしょに」に励まされたかを聞き、人々の心に長く残る歌というもののすばらしさ、そしてそこに自分が関われていたことの嬉しさを改めて感じたのではないでしょうか。
 

小林幸子のポケモン主題歌『風といっしょに』は公開から21年たっても大人気

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ポケモン映画主題歌、小林幸子の『風といっしょに』に込められた意味を考察

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