【DJ】ハードコアな楽曲を生み出すDJ TECHNORCHとは？

クラブイベントなどを中心に活動を行っているDJ TECHNORCH（テクノウチ）は、日本のハードコアテクノを代表するDJの一人です。自己のレーベル『999 Recordings』（旧Hardcore Technique）を運営。彼の作る楽曲は国内外で高い評価を得ています。

またDJ TECHNORCHの活動はクラブイベントに留まらず、アルバムリリースやbeatmaniaIIDX / Dance Dance Revolutionシリーズへの楽曲提供や評論書籍の出版など様々なシーンで活躍しています。ブログやツイッター、123123(ウタカネヒフミ)名義でのニコニコ動画にも注目です。

DJ TECHNORCHが音楽を作り始めたのはbeatmaniaに収録されている「HELL SCAPER」に感銘を受けたのがきっかけで、2003年に音楽活動を開始しました。「2ちゃんねる発のハードコアテクノ」をキャッチコピーとし、自らで作った楽曲をクラブイベントで流して楽しもうという趣旨で作られた『HARDCORE TANO*C』（旧ヾ(゜Д゜)ノハードコアタノシー）をメンバーの1人として立上げ。

2005年には1stアルバム『GOTHIC SYSTEM』を発表しコミックマーケットで販売しました。
今でも評価の高い本アルバムは長らく廃盤となっていましたが2018年にリプレスされ話題になっています。

2007年にはアメリカを拠点とするレーベルCock Rock Discoに加入。同じ年にbeatmaniaIIDXへ楽曲の提供を行ったことも話題になりました。

現在は宇宙☆海月、Yaddyと組み、ハードコアテクノ・バンド『九十九音夢』としても活動しています。

DJ TECHNORCHの楽曲の最大の特徴はGabber（ガバ）ではないでしょうか。Gabberはハードコアテクノに含まれるジャンルの一つで、BPMが140以上の高速であることと低く力強いキックドラムの音に歪みをかけた「ガバキック」を使用し破壊的な印象であることが特徴です。

DJ TECHNORCHはハードコアテクノと様々なジャンルを融合した楽曲を発表しており、自身が作る楽曲のジャンルを『～（基本のジャンル名）meets GABBA』と名乗っています。そんな彼の作る楽曲はクラブミュージックより激しく、ついつい大音量で聴きたくなる中毒性の高い音楽が多いです。

またサンプリングボイスがよく盛り込まれているのも特徴の一つ。
これにより独特の世界観が作られています。

DJ TECHNORCHの曲はどんなものがあるのか？
ほんの一部ですがいくつかご紹介します。

DJ TECHNORCHといえばこの曲というくらい発表から15年経った今も人気の出世作です。ガバを知らない人にも聴きやすく、かつかっこいい何度聴いても飽きない仕上がりとなっています。
同アルバムに収録されている『桃源郷』もおすすめです。

キャッチコピー「俺がバブルだ」のとおりバブリーな雰囲気漂う楽曲。珍しくレイブよりの曲調が新鮮です。繰り返されるシンセサイザーとサンプリングボイスがパーティ感満載でテンションが上がります。

数あるDJ TECHNORCHの楽曲の中でも、ひと癖ある楽曲。跳ね上がるシンセノイズが終始かっこよくテンションが上がります。ブレイクからの再スタートも鳥肌ものです。

高速で勢いのあるテンションの高い一曲。レイブ感がありつつハードコアな雰囲気もある新感覚の楽曲となっています。サンプリングボイスがまさにDJ TECHNORCHぽい。

新着情報はこちらをチェックです。

最新のイベントやライブ出演情報が見れるので是非、生で聴いて彼の曲の破壊力を楽しんでください。CDだけじゃなくストリーミングも多く出てますので視聴しやすいかと思います。独特の配色とデザインが他にはないグッズにも注目です。

DJ TECHNORCH自身のブログとツイッターも面白いのでチェック。

ハードコアテクノの中でもGabberは認知されつつあるも日本人DJの楽曲はまだまだ少数です。刺激が強いGabberですがDJ TECHNORCHの楽曲は比較的聴きやすくGabber初心者におすすめ。2013年に彼の集大成とも言えるベストアルバム『the best of dj technorch 2003-2013』がリリースされているので是非聞いてみて下さい。