【ドラマ】家政婦のミタで斉藤和義『やさしくなりたい』が起用された理由を徹底考察!
視聴率40%ドラマの主題歌には斉藤和義の『やさしくなりたい』が使用されています!斉藤和義ってどんな人?どんな曲を作ってきたの?気になる方必見です!このドラマのなかでのやさしさとは何なのか。『やさしくなりたい』という歌のメッセージについて紹介していきます!
主題歌には斉藤和義が起用されている
斉藤和義さんは1966年6月22日生まれの、日本のシンガーソングライターです。身長は181cm、既婚です。27歳でミュージシャンデビューをしました。
デビューの時のキャッチフレーズは「四畳半じゃ狭すぎる」でした。フォークの印象を受けるキャッチフレーズですが、本人は特にハードロックやヘヴィメタルを好んでいます。
忌野清志郎さんに強い影響を受けていて、斉藤和義さん本人も「敬愛する」と言っています。また猫好きとしても知られています。
使用楽器多数・万能のミュージシャン
楽曲のプロデュースからジャケットのイメージを考えるまでを自分で行っています。作詞作曲をするだけではなくドラム、ベース、ピアノ、もちろんギターを使いこなしています。
その上で「一人多重録音」をするという、音楽センスはずば抜けたものがあります。
「やさしくなりたい」だけじゃない!たくさんのヒット曲
ヒット作「歩いて帰ろう」は、1994年に子供向けのフジテレビ番組「ポンキッキーズ」で使用された楽曲です。この楽曲は多くのボーカリストからカバーされる、人気の高い曲の一つです。
1997年にリリースされた「歌うたいのバラッド」も人気があり、この曲もカバーされることが多いです。「歩いて帰ろう」と「歌うたいのバラッド」はライブで歌われることも多くファンにはたまらない楽曲といえます。
ミュージシャンにも愛されるミュージシャン!斉藤和義!
「やさしくなりたい」に関しては、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが自身の企画でカバーしています。また、中森明菜さんはカバーアルバムの「Belie」で歌唱しています。
斉藤和義さんは、ミュージシャンから尊敬されるミュージシャンであり根強いファン層のいるミュージシャンといえます。
タイアップ曲多数!
2007年から多くのタイアップ曲が作られます。のど飴のCMには斉藤和義さん自身も出演しています。
2007年
ウエディング・ソング | 結婚情報誌『ゼクシィ』CMソング |
愛に来て | UHA味覚糖『e-maのど飴』CMソング |
2008年
おつかれさまの国 | 武田製薬工業『アリナミン』CMソング |
やぁ、無情 |
また2010年には、資生堂『IN&ON』のコマーシャルソングとして「ずっと好きだった」が起用されています。
「やぁ、無情」は第50回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞しています。リリースしたアルバム『歌うたい15』はオリコンチャートで4位を記録するなど、世の中に確実に浸透していきました。
そして「やさしくなりたい」でNHK紅白歌合戦に出場しました。
斉藤和義の幅広い交友関係
小説家・伊坂幸太郎
交友関係は幅広く、作家の伊坂幸太郎さんと親交があります。伊坂さんは斉藤和義さんの「幸福な朝食 退屈な夕食」を聴き、作家として生きていくことを決意したというエピソードがあります。
その後に制作された小説「アイネクライネ」では、この内容をもとに「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~」という楽曲が作られています。
その後、伊坂さんの小説「フィッシュストーリー」が映画化された際には劇中歌、エンディングテーマを担当。その後制作された「ゴールデンスランバー」では音楽を担当しています。
映画監督・中村義洋
映像化が難しいと言われた伊坂幸太郎さん原作の「アヒルと鴨のコインロッカー」やヒット作「チーム・バチスタの栄光」を監督した人物です。
伊坂さんが原作をし、中村さんが監督、そして斉藤和義さんが音楽を担当した作品は三作にのぼります。お互いを信頼し合えるから出来る作品作りといえます。
「ポテチ」「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」は必見です。
斉藤和義『やさしくなりたい』に込められた意味とは?
「やさしくなりたい」は斉藤和義さん39枚目のシングルです。2011年にリリースされました。オリコンのシングル週刊チャートでは、6位を記録。自己最高位となりました。
日本レコード協会から2011年11月のPC配信部門でゴールド認定を受けています。着うたをふくめたダウンロード数は100万件に達する大ヒット曲となりました。
アルバムでは、同時に発売された『斉藤』と『和義』の『斉藤』の一曲目に収録されています。『斉藤』は斉藤和義さんの楽曲を聴くうえで、入門編ともいえる曲が多いでしょう。
CDの売り上げ数は10万枚を超えていて、斉藤和義さんのシングル売り上げでは「やさしくなりたい」は最高となっています。
家政婦のミタ・主題歌となった「やさしくなりたい」
「家政婦のミタ」では、「やさしくなりたい」は主題歌となっています。このドラマで、やさしくなりたいという言葉はどのような意味合いが見えてくるのでしょうか。
また、歌詞だけではなく斉藤和義さんの音に対するこだわりが見えてきます。
まっすぐな言葉”やさしくなりたい”
強くなりたい、やさしくなりたい、と聞くととてもストレートで真っすぐな気持ちのように聞こえます。歌詞もわかりやすく素直な内容です。
愛なき時代に生まれたわけじゃない
キミといきたい キミを笑わせたい
愛なき時代に生まれたわけじゃない
強くなりたい やさしくなりたい
こころに直に突き刺さる言葉です。キミといきたい、やさしくなりたいという言葉は、ありふれているようでなかなか言えない言葉かもしれません。
この言葉を使うことによって、ドラマを大きく盛り上げる効果があります。「家政婦のミタ」を観ると、真のやさしさとは何なのかについて深く考えさせられるでしょう。
斉藤和義が作るサウンドの世界
いざこの曲を聴いてみると、どう思うでしょうか。イントロのギターサウンドは、たくさんの音が混じったように複雑に聴こえるかもしれません。
ですがこの曲、ギターのエフェクトとして「ディレイ」を使っています。エフェクトの「ディレイ」を使用することによって、音に伸びが生まれます。
音に余韻を残すといったところでしょうか。このイントロサウンドだけを聴くと、不安定な印象を受けます。これはヒット曲につながる歌になるのか。と思う人もいたはずです。
ではなぜ、この曲が爆発的なヒット曲となったのでしょう。
「やさしくなりたい」は、ドラマの次週への期待をふくらませる
なぜこの曲がヒットしたのか。それはこのドラマのエンディングに効果的に用いられたことが大きいと思います。
一話ごとドラマのラストシーンでは、視聴者の「来週も観たい!」という気持ちを持たせなくてはなりません。
そこでこの曲の出番です。次週につながる重要な場面で、不安定に聴こえるイントロが流れるのです。
そうすると視聴者は「え?どうして、この先どうなってしまうの?」と思うでしょう。
次の物語の展開が気になってしまう効果的な役割を、「やさしくなりたい」は担っているのです。
まとめ
たくさんのドラマが制作され、これからの時代もたくさんのドラマが作られるでしょう。ですが視聴率が40%を記録するドラマはそう現れることはないはずです。
もちろん視聴率にとらわれることなく、この「家政婦のミタ」は衝撃的でもあり、時につらく涙を流しながら鑑賞することになるでしょう。
つらい時にこそ、涙を流して泣くことの重要性を教えてくれるドラマといえます。
斉藤和義さんの「やさしくなりたい」は胸にずっしりと響く歌となっています。やさしくなりたいという言葉の持つ、力強さに思わず胸を打たれるでしょう。
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