【Official髭男dism】1stシングルとしてリリースした『ノーダウト』は月9主題歌にも抜擢された!歌詞の意味を徹底考察!
ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌としても広く知られるOfficial髭男dismの『ノーダウト』。ドラマの世界観をうまく表現しながらも、Official髭男dismらしさもしっかり反映されファンからも人気の高い楽曲『ノーダウト』についてご紹介します。
STOP! 偽のウォーアイニー まき散らして 暴走してるあなたたち
使って華麗に 浴びるわ9桁のビルシャワー
怪しい おかしい
それ以外なにも感じられない私
時代の声に 責め立てられる筋合いはない
”ウォーアイニー”とは中国語で、日本語に訳すと「愛してる」という意味の言葉です。
偽の「愛してる」をあちらこちらで使って相手を騙して暴走状態。
”ビルシャワー”の”ビル”とは「紙幣」のこと。
ドラマでもお札を巻き上げて浴びるようにしているシーンは印象的な演出となっています。
口だけの愛をまき散らす悪人たちを利用して、主人公は9桁=億の紙幣のシャワーを浴びるのです。
”怪しい”や”おかしい”と感じるのは、”偽のウォーアイニー”をまき散らす人たちの言動に対してでしょうか。
たとえ世間から詐欺師と責められても、主人公が利用している人たちもあくまで悪人たち。
怪しくておかしい人たちを選んで利用しているんだから責められる筋合いはないという主人公の信念が感じられるような歌詞です。
Let me show 神様も ハマるほどの 大嘘を oh
Let you show そのbeautiful その奥の野生のかけら
早くデマカセに気づいて 騙してたわけに気づいて
誰に何度裏切られても 目を覚まして 笑って
one more time
”その奥の野生のかけら”とは本心のことでしょうか。
主人公は相手を騙すことで、その人の本当の美しさや本心を見ようとしているのです。
ドラマに描かれているような言葉のやり取りや騙しあいの奥深さを感じさせます。
1番のサビで嘘に”少しの愛を”とあえて綴られていましたが、その愛とは何なのかがここで明かされているように私は感じました。
主人公が騙すのは悪人だけ。
なぜ私があなたを騙していたのか、それに気づいてもう一度笑ってほしい。
主人公の詐欺の奥にはそんな真意が隠されているのかもしれません。
もう一度笑ってほしいという愛に溢れた温かい言葉。
詐欺師というのは悪ではあるのですが、では何が正義なのかというのは明確に判断することは難しいもの。
ドラマ『コンフィデンスマンJP』で描かれている主人公は決して冷徹で感情もなくだた人を騙すような存在ではなく、人間味が感じられて詐欺師であるにも関わらずお茶目でどこか憎めないキャラクターで、そんな人柄やドラマで描かれた世界観が巧妙に表現されたこの曲を聴くだけでも、ドラマのワンシーンやキャラクターの姿が鮮明に頭に思い浮かぶのです。
まとめ
YouTubeで偶然見つけて個人的に新星バンドだと思っていたOfficial髭男dismですが、そこからあっという間にライブのチケットはソールドアウトばかりで取れなくなり、月9などへのタイアップも決まり知名度も一気に上昇。
映画『HELLO WORLD』の主題歌に『イエスタデイ』が起用されたり、スズキ「スイフト」のCMソングに『旅は道連れ』が起用されるなどタイアップも多数で、これからますます注目されること間違いなしのバンドです。
2019年10月から全国29公演に上る単独ツアー、2020年3月からはアリーナツアーも開催予定で、北海道や神奈川、愛知、福岡など全国を駆け巡ります。
これからさらにどんな進化を遂げ、どこまで大きなバンドに成長してくれるのか、楽しみでなりません。
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