【Official髭男dism】映画主題歌としても大注目を浴びた『Pretender』を徹底考察!

映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌としても有名な『Pretender』。今やOfficial髭男dismの代表曲とも言っていいほどの知名度を誇る名曲です。今回は、Official髭男dismの『Pretender』の魅力について注目してみました。

記事の目次

  1. 1.今、話題沸騰中の人気バンドOfficial髭男dism
  2. 2.人気映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌として大抜擢された『Pretender』
  3. 3.『Pretender』に込められた想いと意味を徹底考察!
  4. 4.まとめ

今、話題沸騰中の人気バンドOfficial髭男dism

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島根大学と松江高専の卒業生で2012年に結成された山陰発のピアノPOPバンド、Official髭男dism。

バンド名の読み方は「オフィシャルヒゲダンディズム」で、愛称は「ヒゲダン」。

藤原聡(Vo./Pf.)、小笹大輔(Gt.)、楢崎誠(Ba./Sax)、松浦匡希(Dr.)の4人組で構成され、ピアノサウンドを取り入れた音楽性や演奏レベルの高さ、藤原の圧倒的な歌唱力は一瞬で聴く人の心を惹きつける魅力を持っています。

2018年4月11日には1stシングル『ノーダウト』をリリース。

当初、同日にアルバムをリリースすることのみが発表されていたためメジャーデビューシングルとして『ノーダウト』がリリースされることは公表されておらず、サプライズでメジャーデビューを電撃発表して話題を集めました。

ブラックミュージックをルーツとしながら、幅広いジャンルの音楽をヒゲダン流のセンスでJ-POPに落とし込んだクオリティの高い楽曲を生み出し続け、普段J-POPを聴かないという層からも彼らの音楽は高い評価を受けています。

若者を中心に高い人気を誇り、今や幅広い世代から注目を集めるOfficial髭男dismですが、ただ流行りのバンドというわけではなく確かな実力や音楽センスを持ち合わせたバンドです。

彼ら自身は「紅白歌合戦」への出場も目指していると過去のインタビューで語っていますが、Official髭男dismが日本を代表するバンドになる日もそう遠くはないのではないでしょうか。

人気映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌として大抜擢された『Pretender』

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2019年5月15日にメジャー2枚目のシングルとしてリリースされた『Pretender』。

『Pretender』は映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の主題歌に起用された楽曲で、シングルとしては同作のドラマ版の主題歌『ノーダウト』から約1年ぶりのリリースとなりました。

Official髭男dismが映画主題歌を手がけたのはこれが初で、『Pretender』はオリコン週間ストリーミングランキングで21週連続1位を獲得。

オリコン週間ストリーミングランキングはそれまであいみょんの『マリーゴールド』が「連続1位獲得週数」の記録を保持していましたが、『Pretender』がその記録を更新して歴代1位を獲得することとなりました。

YouTubeにも公開されているMVは台北で撮影されたもので、現地の俳優によるドラマシーンが取り入れられた見ごたえのある作品となっています。

『Pretender』が主題歌となった今回の「コンフィデンスマンJP」は“ロマンス編”。

単純なコンゲームだけではなく男女の間の愛情に関する物語や事件を意味するロマンスが盛り込まれた映画となっているのです。

詐欺と恋愛を絡ませた映画の世界観をばっちり表現した『Pretender』の歌詞やメロディーの切なさは、主題歌としてストーリーをより色鮮やかに演出するものとなりました。

『Pretender』に込められた想いと意味を徹底考察!

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タイトルになっている“Pretender”とは「詐欺師」や「偽善者」といった意味の言葉です。

映画に描かれている詐欺と恋愛の関係を表現しつつ、誰もが自分の恋愛に当てはめて聞くことが出来て共感できる歌詞が反響を呼んでいます。

君とのラブストーリー
それは予想通り
いざ始まればひとり芝居だ
ずっとそばにいたって
結局ただの観客だ

“予想通りのラブストーリー”とは、つまり2人が恋愛関係になるよう主人公が仕向けた詐欺であると読み取ることができます。

2人の関係さえ始まってしまえば、後は手の平で転がすようにひとりでうまく芝居を打つだけ。

恋人として隣にいても、2人で一緒の世界にいるわけでは決してなく主人公は詐欺師として外から観ているだけの“観客”。

ラブストーリーの真の出演者ではないのです。

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まとめ

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