音楽用語「quasi」の意味と読み方を解説!

quasiとは?ベートーベンの「月光ソナタ」の楽譜にも「sonata quasi una fantasia」と書かれていますが、quasiとはどのような意味の音楽用語なのでしょう。ここでは、音楽用語「quasi」についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.音楽用語「quasi」の意味や読み方は?
  2. 2.quasiを使った音楽記号

音楽用語「quasi」の意味や読み方は?

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quasiとは、クラシック音楽で使われる音楽用語のひとつです。

読み方は「クアジ」で、イタリア語で「ほとんど〜のように」という意味です。

ちなみに、quasi(クアジ)の語源は、「まるで~のごとく」を意味するラテン語の「quam si(クアム・スィ)」です。ドイツ語にもquasi(クアジ)という言葉はあり、「ほとんど~と同じ、いわば」という意味で使われます。

quasiを使った音楽記号

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quasi(クアジ)は、以下のように他の音楽記号と合わせて使われます。

quasi ritardando(クアジ・リタルダンド)
 「ほとんどリタルダンド(だんだん遅く)するように」を意味します。

quasi sostenuto(クアジ・ソステヌート)
 「ほとんどソステヌート(音符の長さを十分に保って)するように」

quasi andantino(クアジ・アンダンティーノ)
 「ほとんどアンダンティーノ(やや緩やかに)で」

sonata quasi una fantasia(ソナタ・クアジ・ウナ・ファンタジア)
 「幻想曲のようなソナタ」

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