【フジファブリック】知らない人はいない名曲「若者のすべて」について徹底解析!

フジファブリックの名曲『若者のすべて』。夏の終わりの切なさや美しさを描いた楽曲で、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気も魅力の楽曲です。今回はフジファブリックの『若者のすべて』のリリース情報や歌詞について、注目してみました。

記事の目次

  1. 1.天才バンドとして名高いフジファブリック
  2. 2.最も代表的な名曲「若者のすべて」
  3. 3.歌詞に込められた意味を徹底解析
  4. 4.まとめ

天才バンドとして名高いフジファブリック

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志村正彦を中心として2000年に結成されたバンド、フジファブリック。

数度のメンバーチェンジを経て、志村正彦、山内総一郎、加藤慎一、金澤ダイスケの4人体制になったのは2006年。

メジャーデビューは2004年。

2007年11月には、初のアリーナ公演として両国国技館でのライブを開催するなど精力的な活動を行っており、唯一無二の才能に溢れるバンドでありながらなかなか日の目を見ることがないバンドとも言われていました。

フジファブリックのほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がけていた志村正彦。

バンドではボーカルとギターを担当し、その音楽センスは天才的と評価される人物。

音楽界でも高い評価を受けていた志村正彦ですが、2009年のクリスマスに、前日24日に29歳という若さで死去したことが発表されました。

突然の訃報はファンや音楽業界に衝撃を与え、奥田民生をはじめとする多くのアーティストが彼の死を悼みました。

バンドの顔であるボーカル・志村正彦がいなくなった後もフジファブリックは活動を継続し、現在は元々ギターを担当していた山内総一郎がボーカル兼ギターを務め、残った3人のメンバーで活動しています。

志村正彦の死をきっかけに、彼自身やフジファブリックの才能が改めて注目されるようになった、という声もあります。

しかし、フジファブリックが天才バンドと言われているのは、彼らが伝説のように語られるようになったからこその評価ではありません。

確かに、大切なメンバーの死を経験した彼らだからこそ生み出せる作品と言うのもあるでしょう。

志村正彦が生み出した楽曲も、今の3人体制のフジファブリックが生み出した楽曲も、全ては彼らが生きて作り上げた音楽なのです。

最も代表的な名曲「若者のすべて」

2007年11月7日、フジファブリックにとって通算10枚目のシングルとなる『若者のすべて』をリリース。

リリースから10年以上経った2019年にはフジファブリックが「ミュージックステーション」に初出演を果たし、『若者のすべて』を披露しました。

この際、演出として志村が歌う映像も同時に披露され、“共演”の演出に多くのファンが涙しました。

2008年にリリースされ、アルバムTEENAGERに収録された

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『若者のすべて』は、2008年1月23日にリリースされたフジファブリックにとってメジャー3枚目のオリジナルアルバム『TEENAGER』にも収録されています。

このアルバムでは、エンジニアに高山徹、サポートドラマーに城戸絋志を迎えており、志村も自宅にボーカルブースを設置。

メンバーもいろんな楽器を購入して試行錯誤を繰り返しながら製作し、彼らの進化する姿や想いが詰まった作品となっています。

ミスチル桜井さんとの裏話もあるらしい?

今や名曲として広く知られている『若者のすべて』ですが、ヒットの裏側にはMr.Childrenの桜井和寿が関係しているという話もあるようで、このことは過去にフジファブリック自身が語っています。

『若者のすべて』はアーティストからの評価も高く、過去にはさまざまなアーティストによってカバーされています。Mr.Childrenの桜井和寿もBank Bandでこの曲をカバーしており、そのことがヒットのきっかけのひとつにもなったと言います。

フジファブリックのメンバーはフェスで桜井和寿と会った際にカバーについての感謝を述べ、それに対し桜井和寿は「いつも自分の曲のように歌ってしまっている」と話したそうです。

桜井和寿が自分の曲のように心を込めて全力で歌いたくなる。このことからも、『若者のすべて』がどれだけ素晴らしい名曲であるかがわかります。

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歌詞に込められた意味を徹底解析

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