音楽用語「ヘミオラ」の意味を解説!
「ヘミオラ(hemiora)」という言葉を聞いたことがありますか?音楽技法のひとつで、実はあの有名ミュージカル「ウエストサイド物語」の曲にも使われているんです!今回はヘミオラという音楽用語と、ヘミオラの曲をご紹介します!
音楽用語「ヘミオラ」の意味とは?
ヘミオラ(hemiola)は技法のことで、3拍子の2小節「♪♪♪[ ]♪♪♪」を2拍子の3小節「♪♪[ ]♪♪[ ]♪♪」というように異なるリズムに読み替えて演奏することです。ヘミオラという言葉はギリシャ語の「1.5」や「2:3」から来ています。二拍子で指揮がされます。バロック音楽で使われていますが、実はもっと身近な、有名ミュージカル「ウエストサイド物語」の曲にも使われているんですよ。
ヘミオラの曲を紹介
ヘミオラの曲をご紹介します。
ドビュッシー 12のエチュード 第12曲
ドビュッシーが晩年に作った、「ピアノのための12の練習曲」のひとつです。練習曲でありながら、運指が示されていないのが特徴的です。12番目は「和音のための練習曲」というタイトルで、ヘミオラのリズムとなっています。
ミュージカル「ウエストサイド物語」より「アメリカ」
有名なミュージカル「ウエストサイド物語」のこの曲はヘミオラの曲としても有名です。ラテン的な明るいメロディが印象的ですね。「タクク タクク」「タク タク タク」と8分の6拍子が交互に組み合わさった、曲のメイン部分がまさにヘミオラです。
ヘミオラ(hemiola)まとめ
ヘミオラと、ヘミオラの曲をご紹介しました。実は「ウエストサイド物語」にも使われていて、クラシックになじみの薄い方にも身近な技法だったんですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。